ONTAP 9.13

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ローカル階層(アグリゲート)内のボリュームのスペース使用量の確認と制御

ローカル階層(アグリゲート)のスペースを最も使用しているFlexVol、およびボリュームの具体的な機能を確認することができます。

ボリュームによる占有量(包含アグリゲートでのスペース使用量)に関する情報を確認するには、volume show-footprint コマンドを使用します。

volume show-footprint コマンドの出力には、アグリゲート内の各ボリューム(オフラインのボリュームを含む)によるスペース使用量の詳細が表示されます。このコマンドは、volume show-space コマンドでも aggregate show-space コマンドでも出力されない情報を提供します。割合の値はいずれもアグリゲートのサイズを基準とした値です。

testvolという名前のボリュームに対する volume show-footprint コマンドの出力例を次に示します。

cluster1::> volume show-footprint testvol

      Vserver : thevs
      Volume  : testvol

      Feature                                   Used    Used%
      --------------------------------    ----------    -----
      Volume Data Footprint                  120.6MB       4%
      Volume Guarantee                        1.88GB      71%
      Flexible Volume Metadata               11.38MB       0%
      Delayed Frees                           1.36MB       0%
      Total Footprint                         2.01GB      76%

次の表に、volume show-footprint コマンドの出力の主な行についての説明と、それぞれの機能によるスペース使用量を削減する方法を示します。

行 / 機能名

説明 / 行の内容

削減方法

Volume Data Footprint

アクティブなファイルシステムのボリュームのデータに使用されている包含アグリゲート内のスペースと、ボリュームのSnapshotコピーに使用されているスペースの合計。この行の値にはリザーブ スペースは含まれません。

  • ボリュームからデータを削除します。

  • ボリュームからSnapshotコピーを削除します。

Volume Guarantee

ボリュームによって以降の書き込み用にリザーブされているアグリゲート内のスペース。リザーブされるスペースの量はボリュームのギャランティ タイプによって異なります。

ボリュームのギャランティ タイプを none に変更します。

Flexible Volume Metadata

ボリュームのメタデータ ファイルに使用されているアグリゲート内のスペースの合計。

削除不可

Delayed Frees

パフォーマンス目的でONTAPで使用されていた、すぐには解放できないブロック。SnapMirrorのデスティネーションについては、値が 0 になるため、この行は表示されません。

削除不可

File Operation Metadata

ファイル処理メタデータ用にリザーブされているスペースの合計。

削除不可

Total Footprint

ボリュームで使用されているアグリゲート内のスペースの合計。すべての行を合計した値です。

上記のいずれかの方法でボリュームによるスペース使用量を削減します。

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