ONTAP 9.13

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SnapVaultアーカイブ

SnapMirrorライセンスを使用して、SnapVault関係(バックアップ)とSnapMirror関係(ディザスタ リカバリー)の両方がサポートされます。SnapVaultライセンスは廃止され、バックアップ関係、ミラー関係、およびミラーとバックアップ関係をSnapMirrorライセンスで設定できるようになりました。ONTAP間でのSnaphotコピーのレプリケーションにはSnapMirrorレプリケーションが使用され、バックアップとディザスタ リカバリーの両方に対応します。

SnapVaultは、基準への準拠およびその他のガバナンス関連の目的で、ドライブツードライブのSnapshotコピーのレプリケーションを行うために設計されたアーカイブ テクノロジです。SnapMirror関係では、通常、ソース ボリューム内のSnapshotコピーだけがデスティネーションに含まれますが、SnapVaultデスティネーションはより長い期間にわたって作成されたポイントインタイムのSnapshotコピーを保持します。

たとえば、ビジネスに関する政府会計規則に準拠するために、20年にわたってデータの月次Snapshotコピーを保持しなければならない場合があります。バックアップ ストレージからデータを提供する必要はないため、デスティネーション システムでは低速かつ低コストのドライブを使用できます。

SnapMirrorと同様に、SnapVaultを初めて起動すると、ベースライン転送が実行されます。ソース ボリュームのSnapshotコピーが作成され、そのコピーおよびコピーが参照するデータ ブロックがデスティネーション ボリュームに転送されます。SnapMirrorとは異なり、SnapVaultではベースラインに古いSnapshotコピーは含まれません。

更新は、設定されたスケジュールに従って非同期に行われます。関係のポリシーで定義するルールによって、更新に含める新しいSnapshotコピーおよび保持するコピーの数が特定されます。ポリシーに定義されたラベル(「 monthly 」など)が、ソース上のSnapshotポリシーに定義された1つ以上のラベルと一致する必要があります。一致しない場合は、レプリケーションが失敗します。

SnapMirrorとSnapVaultは同じコマンド インフラを共有します。どちらを使用するかはポリシーの作成時に指定します。どちらの方法にもピア クラスタとピアSVMが必要です。

snapvault concepts
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