エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9.14

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NISドメイン設定の作成

Network Information Service(NIS)がネーム サービスに使用されている環境の場合、vserver services name-service nis-domain create コマンドを使用して、SVM用のNISドメイン設定を作成する必要があります。

要件

SVMにNISドメインを設定するためには、設定済みのすべてのNISサーバーが使用可能でアクセスできる状態になっている必要があります。

ディレクトリー検索でのNISの使用を予定している場合、NISサーバー内のマップに1,024文字を超えるエントリを持たせることはできません。この上限に従っていないNISサーバーを指定しないでください。指定した場合は、NISエントリに依存したクライアント アクセスに失敗する可能性があります。

タスク概要

複数のNISドメインを作成できます。ただし、使用できるのは、active に設定されているドメインだけです。

NISデータベースに netgroup.byhost マップが格納されている場合、ONTAPはそのマップを使用して検索を高速化できます。ディレクトリー内の netgroup.byhost マップと netgroup マップは、クライアント アクセスに関する問題を避けるために、常に同期された状態を維持する必要があります。vserver services name-service nis-domain netgroup-database コマンドを使用してNISの netgroup.byhost エントリをキャッシュできます。

NISをホスト名解決に使用することはサポートされていません。

手順
  1. NISドメイン設定を作成します。

    vserver services name-service nis-domain create -vserver vs1 -domain domain_name -active true -servers IP_addresses

    最大10台のNISサーバーを指定できます。

    -servers フィールドが -nis-servers フィールドに置き換えられています。この新しいフィールドには、NISサーバーのホスト名またはIPアドレスを指定できます。

  2. ドメインが作成されたことを確認します。

    vserver services name-service nis-domain show

次のコマンドは、IPアドレス192.0.2.180のNISサーバーを使用して、vs1という名前のSVMに、nisdomainというNISドメインのアクティブなNISドメイン設定を作成します。

vs1::> vserver services name-service nis-domain create -vserver vs1
-domain nisdomain -active true -nis-servers 192.0.2.180
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