ONTAP 9.13

to English version

監視プロトコルの仕組み

ONTAPでは、ノードのSFOパートナーを監視役として使用して、監視プロトコルが実装されます。障害発生時には、パートナーが障害を迅速に検出し、SMBクライアントに通知します。

監視プロトコルでは、次のプロセスを使用してフェイルオーバーが強化されます。

  1. アプリケーション サーバーがノード1への継続的可用性を備えたSMB接続を確立すると、CIFSサーバーからアプリケーション サーバーに監視が利用可能であることが通知されます。

  2. アプリケーション サーバーは、ノード1に監視サーバーのIPアドレスを要求し、Storage Virtual Machine(SVM)に割り当てられたノード2(SFOパートナー)のデータLIFのIPアドレス リストを受け取ります。

  3. アプリケーション サーバーは、いずれかのIPアドレスを選択し、ノード2への監視接続を作成して、ノード1の継続的可用性を備えた接続を移行する必要がある場合に通知されるように登録します。

  4. ノード1でフェイルオーバーが発生した場合、監視によってフェイルオーバーが容易になりますが、ギブバックには影響しません。

  5. 監視によってフェイルオーバー イベントが検出され、監視接続を介してアプリケーション サーバーに、SMB接続をノード2に移行する必要があることが通知されます。

  6. アプリケーション サーバーは、SMBセッションをノード2に移行し、クライアント アクセスを中断することなく接続をリカバリーします。

監視フロトコル
Top of Page