エフサステクノロジーズ株式会社

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ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )

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qtreeの作成

volume qtree create コマンドを使用して、データを格納するためのqtreeを作成してプロパティを指定できます。

要件
  • SVMおよび新しいqtreeを格納するボリュームがすでに存在している必要があります。

  • SVMのセキュリティ形式がUNIXで、NFSが設定されて実行されている必要があります。

手順
  1. qtreeを作成します。

    volume qtree create -vserver vserver_name { -volume volume_name -qtree qtree_name | -qtree-path qtree path } -security-style unix [-policy export_policy_name]

    ボリュームとqtreeを別々の引数として指定するか、/vol/volume_name/_qtree_name の形式でqtreeパスの引数を指定することができます。

    デフォルトでは、qtreeは親ボリュームのエクスポート ポリシーを継承しますが、独自のものを使用するように設定することもできます。既存のエクスポート ポリシーを使用する場合は、qtreeの作成時に指定できます。エクスポート ポリシーは、volume qtree modify コマンドを使用してあとから追加することもできます。

  2. qtreeが必要なジャンクション パスで作成されていることを確認します。

    volume qtree show -vserver vserver_name { -volume volume_name -qtree qtree_name | -qtree-path qtree path }

次の例では、ジャンクション パスが /vol/data1 であるSVM vs1.example.com上に、qt01という名前のqtreeを作成します。

cluster1::> volume qtree create -vserver vs1.example.com -qtree-path /vol/data1/qt01 -security-style unix
[Job 1642] Job succeeded: Successful

cluster1::> volume qtree show -vserver vs1.example.com -qtree-path /vol/data1/qt01

                      Vserver Name: vs1.example.com
                       Volume Name: data1
                        Qtree Name: qt01
  Actual (Non-Junction) Qtree Path: /vol/data1/qt01
                    Security Style: unix
                       Oplock Mode: enable
                  Unix Permissions: ---rwxr-xr-x
                          Qtree Id: 2
                      Qtree Status: normal
                     Export Policy: default
        Is Export Policy Inherited: true
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