ONTAP 9.13

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効率化処理を実行するボリューム効率化ポリシーの作成

volume efficiency policy createコマンドを使用して、ボリュームに対して指定の期間重複排除、またはデータ圧縮後に重複排除を実行するボリューム効率化ポリシーを作成し、ジョブのスケジュールを指定できます。

開始する前に

job schedule cron createコマンドを使用して、cronスケジュールを作成しておく必要があります。cronスケジュールの管理の詳細については、システム管理に関するリファレンスを参照してください。

タスク概要

定義済みのデフォルト ロールが割り当てられたSVM管理者は、重複排除ポリシーを管理できません。ただし、クラスタ管理者は、任意のカスタム ロールを使用して、SVM管理者に割り当てられている権限を変更できます。SVM管理者の権限の詳細については、「管理者認証とRBAC」を参照してください。

重複排除またはデータ圧縮処理は、スケジュールした日時に実行するか、特定の期間を指定したスケジュールを作成するか、またはしきい値(%)を指定して実行できます。しきい値を指定した場合、新規データがしきい値を超えた時点で処理が開始されます。このしきい値は、ボリューム内の使用済みブロックの総数の割合です。たとえば、ボリュームで使用されているブロックの総数が50%のときにボリュームのしきい値を20%に設定した場合は、ボリュームに書き込まれる新規データが10%(50%の使用済みブロックの20%に相当)に達すると、データの重複排除またはデータ圧縮が自動的に開始されます。使用済みブロックの総数は、必要に応じてdfコマンドの出力で確認できます。

手順
  1. volume efficiency policy createコマンドを使用して、ボリューム効率化ポリシーを作成します。

次のコマンドを実行すると、効率化処理を毎日実行するpol1という名前のボリューム効率化ポリシーが作成されます。

volume efficiency policy create -vserver vs1 -policy pol1 -schedule daily

次のコマンドを実行すると、しきい値が20%に達したときに効率化処理を実行するpol2という名前のボリューム効率化ポリシーが作成されます。

volume efficiency policy create -vserver vs1 -policy pol2 -type threshold -start-threshold-percent 20%

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