ONTAP 9.13

この機能は、ONTAP 9のすべてのリリースのノードシェルから利用でき、メンテナンス モードでも利用できます。

ドライブデータ完全消去プロセスでは、1回の操作で最大7サイクルまで、3連続のデフォルトまたはユーザー指定バイトによる上書きパターンが実行されます。サイクルごとにランダムな上書きパターンが繰り返されます。

このプロセスは、ドライブの容量、上書きパターン、およびサイクル数によって、数時間を要することがあります。完全消去はバックグラウンドで実行されます。完全消去プロセスは、開始、停止、およびステータスの表示が可能です。完全消去プロセスは、「フォーマット フェーズ」と「パターン上書きフェーズ」の2つのフェーズからなります。

次の表に示すように、フォーマット フェーズで実行される処理は、完全消去するドライブのクラスによって異なります。

指定した上書きパターンが指定したサイクル数だけ反復されます。

完全消去プロセスが完了すると、指定したドライブは完全に消去された状態になります。それらのドライブは、自動ではスペア状態に戻りません。新たに完全消去したドライブを別のアグリゲートに追加できるようにするには、完全消去したドライブをスペア プールに戻す必要があります。