FabricPool用のオブジェクトストアの管理には、storage aggregate object-store コマンドを使用します。FabricPool用のアグリゲートの管理には、storage aggregate コマンドを使用します。FabricPool用のボリュームの管理には、volume コマンドを使用します。

実行する処理	使用するコマンド
オブジェクトストアの設定を定義して、ONTAPがオブジェクトストアにアクセスできるようにする	`storage aggregate object-store config create`
オブジェクトストア設定の属性を変更する	`storage aggregate object-store config modify`
既存のオブジェクトストア設定の名前を変更する	`storage aggregate object-store config rename`
オブジェクトストアの設定を削除する	`storage aggregate object-store config delete`
オブジェクトストア設定のリストを表示する	`storage aggregate object-store config show`
新規または既存のFabricPoolにミラーとして2つ目のオブジェクトストアを接続する	`storage aggregate object-store mirror`（admin権限レベルで `-aggregate` パラメーターと `-name` パラメーターを指定）
既存のFabricPoolミラーからオブジェクトストアミラーを削除する	`storage aggregate object-store unmirror`（admin権限レベルで `-aggregate` パラメーターと `-name` パラメーターを指定）
FabricPoolミラー再同期ステータスを監視する	`storage aggregate object-store show-resync-status`
FabricPoolミラーの詳細を表示する	`storage aggregate object-store show`
FabricPoolミラー構成でオブジェクトストアミラーを昇格してプライマリーオブジェクトストアと置き換える	`storage aggregate object-store modify`（admin権限レベルで `-aggregate` パラメーターを指定）
オブジェクトストアをアグリゲートに接続せずにオブジェクトストアのレイテンシとパフォーマンスをテストする	`storage aggregate object-store profiler start`（advanced権限レベルで `-object-store-name` パラメーターと `-node` パラメーターを指定）
オブジェクトストアプロファイラのステータスを監視する	`storage aggregate object-store profiler show`（advanced権限レベルで `-object-store-name` パラメーターと `-node` パラメーターを指定）
実行中のオブジェクトストアプロファイラを中止する	`storage aggregate object-store profiler abort`（advanced権限レベルで `-object-store-name` パラメーターと `-node` パラメーターを指定）
FabricPoolを使用するために、オブジェクトストアをアグリゲートに接続する	`storage aggregate object-store attach`
FabricPoolを使用するために、FlexGroupボリュームを含むアグリゲートにオブジェクトストアを接続する	`storage aggregate object-store attach`（`allow-flexgroup` を `true` に指定）
FabricPool対応アグリゲートに接続されているオブジェクトストアの詳細を表示する	`storage aggregate object-store show`
階層化スキャンで使用されるアグリゲートのスペース不足しきい値を表示する	`storage aggregate object-store show`（advanced権限レベルで `-fields tiering-fullness-threshold` パラメーターを指定）
FabricPool対応アグリゲートに接続されているオブジェクトストアのスペース使用量を表示する	`storage aggregate object-store show-space`
FabricPoolに使用されていないアグリゲートでアクセス頻度の低いデータのレポートを有効にする	`storage aggregate modify`（`-is-inactive-data-reporting-enabled true` パラメーターを指定）
アグリゲートでアクセス頻度の低いデータのレポートが有効になっているかどうかを表示する	`storage aggregate show`（`-fields is-inactive-data-reporting-enabled` パラメーターを指定）
アグリゲート内のコールドユーザーデータの量に関する情報を表示する	`storage aggregate show-space`（`-fields performance-tier-inactive-user-data,performance-tier-inactive-user-data-percent` パラメーターを指定）
FabricPool用のボリュームを作成し、以下を指定する階層化ポリシー階層化の最小クーリング期間（階層化ポリシーが `snapshot-only` または `auto` の場合）	`volume create` 階層化ポリシーを指定するには、`-tiering-policy` パラメーターを使用します。階層化の最小クーリング期間を指定するには、advanced権限レベルで `-tiering-minimum-cooling-days` パラメーターを使用します。
FabricPool用のボリュームを変更し、以下を変更する階層化ポリシー階層化の最小クーリング期間（階層化ポリシーが `snapshot-only` または `auto` の場合）	`volume modify` 階層化ポリシーを指定するには、`-tiering-policy` パラメーターを使用します。階層化の最小クーリング期間を指定するには、advanced権限レベルで `-tiering-minimum-cooling-days` パラメーターを使用します。
FabricPoolについてボリュームに関する以下の情報を表示する階層化の最小クーリング期間コールドユーザーデータの量	`volume show` 階層化の最小クーリング期間を表示するには、advanced権限レベルで `-fields tiering-minimum-cooling-days` パラメーターを使用します。コールドユーザーデータの量を表示するには、`-fields performance-tier-inactive-user-data,performance-tier-inactive-user-data-percent` パラメーターを使用します。
FabricPool内またはFabricPool外にボリュームを移動する	`volume move start` ボリュームに階層化ポリシーを指定するには、オプションの `-tiering-policy` パラメーターを使用します。
FabricPoolで参照されていないスペースを再生するしきい値（デフラグしきい値）を変更する	`storage aggregate object-store modify`（advanced権限レベルで `-unreclaimed-space-threshold` パラメーターを指定）
階層化スキャンでFabricPoolデータの階層化を開始する、アグリゲートの使用率のしきい値を変更する FabricPoolは、ローカル階層が98%の容量に達するまで、コールドデータをクラウド階層に階層化し続けます。	`storage aggregate object-store modify`（advanced権限レベルで `-tiering-fullness-threshold` パラメーターを指定）
FabricPoolで参照されていないスペースを再生するしきい値を表示する	`storage aggregate object-store show` コマンドまたは `storage aggregate object-store show-space` コマンド（advanced権限レベルで `-unreclaimed-space-threshold` パラメーターを指定）

実行する処理

使用するコマンド

オブジェクトストアの設定を定義して、ONTAPがオブジェクトストアにアクセスできるようにする

storage aggregate object-store config create

オブジェクトストア設定の属性を変更する

storage aggregate object-store config modify

既存のオブジェクトストア設定の名前を変更する

storage aggregate object-store config rename

オブジェクトストアの設定を削除する

storage aggregate object-store config delete

オブジェクトストア設定のリストを表示する

storage aggregate object-store config show

新規または既存のFabricPoolにミラーとして2つ目のオブジェクトストアを接続する

storage aggregate object-store mirror（admin権限レベルで -aggregate パラメーターと -name パラメーターを指定）

既存のFabricPoolミラーからオブジェクトストアミラーを削除する

storage aggregate object-store unmirror（admin権限レベルで -aggregate パラメーターと -name パラメーターを指定）

FabricPoolミラー再同期ステータスを監視する

storage aggregate object-store show-resync-status

FabricPoolミラーの詳細を表示する

storage aggregate object-store show

FabricPoolミラー構成でオブジェクトストアミラーを昇格してプライマリーオブジェクトストアと置き換える

storage aggregate object-store modify（admin権限レベルで -aggregate パラメーターを指定）

オブジェクトストアをアグリゲートに接続せずにオブジェクトストアのレイテンシとパフォーマンスをテストする

storage aggregate object-store profiler start（advanced権限レベルで -object-store-name パラメーターと -node パラメーターを指定）

オブジェクトストアプロファイラのステータスを監視する

storage aggregate object-store profiler show（advanced権限レベルで -object-store-name パラメーターと -node パラメーターを指定）

実行中のオブジェクトストアプロファイラを中止する

storage aggregate object-store profiler abort（advanced権限レベルで -object-store-name パラメーターと -node パラメーターを指定）

FabricPoolを使用するために、オブジェクトストアをアグリゲートに接続する

storage aggregate object-store attach

FabricPoolを使用するために、FlexGroupボリュームを含むアグリゲートにオブジェクトストアを接続する

storage aggregate object-store attach（allow-flexgroup を true に指定）

FabricPool対応アグリゲートに接続されているオブジェクトストアの詳細を表示する

storage aggregate object-store show

階層化スキャンで使用されるアグリゲートのスペース不足しきい値を表示する

storage aggregate object-store show（advanced権限レベルで -fields tiering-fullness-threshold パラメーターを指定）

FabricPool対応アグリゲートに接続されているオブジェクトストアのスペース使用量を表示する

storage aggregate object-store show-space

FabricPoolに使用されていないアグリゲートでアクセス頻度の低いデータのレポートを有効にする

storage aggregate modify（-is-inactive-data-reporting-enabled true パラメーターを指定）

アグリゲートでアクセス頻度の低いデータのレポートが有効になっているかどうかを表示する

storage aggregate show（-fields is-inactive-data-reporting-enabled パラメーターを指定）

アグリゲート内のコールドユーザーデータの量に関する情報を表示する

storage aggregate show-space（-fields performance-tier-inactive-user-data,performance-tier-inactive-user-data-percent パラメーターを指定）

FabricPool用のボリュームを作成し、以下を指定する

階層化ポリシー
階層化の最小クーリング期間（階層化ポリシーが snapshot-only または auto の場合）

volume create

階層化ポリシーを指定するには、-tiering-policy パラメーターを使用します。
階層化の最小クーリング期間を指定するには、advanced権限レベルで -tiering-minimum-cooling-days パラメーターを使用します。

FabricPool用のボリュームを変更し、以下を変更する

階層化ポリシー
階層化の最小クーリング期間（階層化ポリシーが snapshot-only または auto の場合）

volume modify

階層化ポリシーを指定するには、-tiering-policy パラメーターを使用します。
階層化の最小クーリング期間を指定するには、advanced権限レベルで -tiering-minimum-cooling-days パラメーターを使用します。

FabricPoolについてボリュームに関する以下の情報を表示する

階層化の最小クーリング期間
コールドユーザーデータの量

volume show

階層化の最小クーリング期間を表示するには、advanced権限レベルで -fields tiering-minimum-cooling-days パラメーターを使用します。
コールドユーザーデータの量を表示するには、-fields performance-tier-inactive-user-data,performance-tier-inactive-user-data-percent パラメーターを使用します。

FabricPool内またはFabricPool外にボリュームを移動する

volume move start ボリュームに階層化ポリシーを指定するには、オプションの -tiering-policy パラメーターを使用します。

FabricPoolで参照されていないスペースを再生するしきい値（デフラグしきい値）を変更する

storage aggregate object-store modify（advanced権限レベルで -unreclaimed-space-threshold パラメーターを指定）

階層化スキャンでFabricPoolデータの階層化を開始する、アグリゲートの使用率のしきい値を変更する

FabricPoolは、ローカル階層が98%の容量に達するまで、コールドデータをクラウド階層に階層化し続けます。

storage aggregate object-store modify（advanced権限レベルで -tiering-fullness-threshold パラメーターを指定）

FabricPoolで参照されていないスペースを再生するしきい値を表示する

storage aggregate object-store show コマンドまたは storage aggregate object-store show-space コマンド（advanced権限レベルで -unreclaimed-space-threshold パラメーターを指定）