ONTAP 9.13

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ローカル階層(アグリゲート)とRAIDグループ

最新のRAIDテクノロジは、障害が発生したドライブのデータをスペア ドライブに再構築してドライブ障害から保護します。「パリティ ドライブ」のインデックス情報を残りの健全なドライブのデータと比較することで消失したデータが再構築され、ダウンタイムや多大なパフォーマンス コストは発生しません。

ローカル階層(アグリゲート)は1つ以上のRAIDグループで構成されます。ローカル階層のRAIDタイプによって、RAIDグループのパリティ ドライブの数、およびRAID構成で同時に保護されるドライブ障害の数が決まります。

デフォルトのRAIDタイプであるRAID-DP(RAIDダブルパリティ)の場合、RAIDグループごとに2本のパリティ ディスクが必要であり、同時に2本のディスクで障害が発生してもデータ損失から保護されます。RAID-DPの推奨されるRAIDグループ サイズは、HDDの場合は12~20本、SSDの場合は20~28本です。

この推奨範囲内でより多くの本数のRAIDグループを作成すると、パリティ ディスクのオーバーヘッド コストを分散させることができます。特に、HDDドライブよりもはるかに信頼性が高いSSDの場合に当てはまります。HDDを使用するローカル階層の場合は、ディスク ストレージを最大化する必要性と、大規模なRAIDグループほど再構築に要する時間が長くなるといった相反する要件とのバランスを取る必要があります。

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