エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9.14

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マルチバイトを含むファイル名、ディレクトリー名、qtree名のONTAPでの処理

4バイトのUTF-8エンコード形式の名前がサポートされるようになり、Basic Multilingual Plane(BMP;基本多言語面)以外のUnicode補助文字を含むファイル、ディレクトリー、ツリーの名前を作成および表示できるようになりました。以前のリリースでは、これらの補助文字はマルチプロトコル環境では正しく表示されませんでした。

4バイトのUTF-8エンコード形式の名前をサポートするために、vserverおよびvolumeのコマンド ファミリーで新しい言語コードutf8mb4を使用できるようになりました。

次のいずれかの方法で新しいボリュームを作成する必要があります。

  • -languageオプションを明示的に設定する。volume create -language utf8mb4 {…}

  • -languageオプションを指定して作成または変更されたSVMから設定を継承する。vserver [create|modify] -language utf8mb4 {…}volume create {…}

  • utf8mb4の既存のボリュームは、サポートリクエストで変更できます。

  • ONTAP 9.8以降では、[-language <Language code>]パラメーターを使用してボリュームの言語を*.utf-8からutf8mb4に変更できます。ボリュームの言語を変更する場合は、当社サポートにお問い合わせください。

現在のところ、4バイトのUTF-8文字を含むLUN名はサポートされていません。
  • 一般に、Unicode文字データは、Windowsファイルシステム アプリケーションでは16-bit Unicode Transformation Format(UTF-16)、NFSファイルシステムでは8-bit Unicode Transformation Format(UTF-8)を使用して表現されます。

ONTAP 9以降では、Unicode文字をqtree名に使用できます。

  • qtree名の設定または変更には、volume qtreeコマンド ファミリーまたはONTAP System Managerを使用します。

  • 日本語や中国語などのUnicode形式のマルチバイト文字をqtree名に含めることができます。

  • 9.7以降のリリースでは、qtreeがutf8mb4に対応したボリュームに含まれていれば、qtree名で4バイト文字がサポートされます。

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