エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )

to English version

LUNのデータ増加率の計算

スペース リザーブLUNとスペース リザーブなしのLUNのどちらが適切かを判断するには、時間の経過に伴うLUNデータの増加率を把握する必要があります。

タスク概要

データの増加率が一定して高い場合は、スペース リザーブLUNの使用が適しています。データの増加率が低い場合は、スペース リザーブなしのLUNを検討してください。

データの増加率は、OnCommand Insightなどのツールで計算できるほか、手動でも計算できます。手動で計算する手順を次に示します。

手順
  1. スペース リザーブLUNをセットアップします。

  2. 一定期間(例:1週間)、LUN上のデータを監視します。

    データ量の定期的な増加を示す代表的なサンプルを得られるように、十分な監視期間を確保してください。たとえば、毎月末に一貫してデータ量が増加する場合があります。

  3. 期間中は毎日、増加したデータ量をGB単位で記録します。

  4. 監視期間の最終日に、各日の合計を合算し、監視期間の日数で割ります。

    これで平均増加率が算出されます。

たとえば、200GBのLUNが必要であるとします。LUNを1週間監視し、毎日のデータの変化を記録しました。記録内容は次のとおりです。

  • 日曜:20GB

  • 月曜:18GB

  • 火曜:17GB

  • 水曜:20GB

  • 木曜:20GB

  • 金曜:23GB

  • 土曜:22GB

この例での増加率は、(20+18+17+20+20+23+22) / 7で求めることができ、1日あたり20GBとなります。

Top of Page