エフサステクノロジーズ株式会社

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ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )

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SnapMirrorデスティネーションからの単一ファイル、LUN、NVMeネームスペースのリストア

単一ファイルまたはLUN、あるいは一連のファイルまたはLUNをSnapshotコピーからリストアしたり、NVMeネームスペースをSnapMirrorデスティネーション ボリュームからリストアしたりできます。SnapMirror SynchronousデスティネーションからNVMeネームスペースをリストアすることもできます。ファイルは元のソース ボリュームにリストアするか、別のボリュームにリストアできます。

要件

ファイルまたはLUNをSnapMirror Synchronousデスティネーションからリストアするには、先に関係を削除して解放しておく必要があります。

タスク概要

ファイルまたはLUNのリストア先のボリューム(デスティネーション ボリューム)は読み書き可能なボリュームにする必要があります。

  • ソース ボリュームとデスティネーション ボリュームに共通のSnapshotコピーがある(通常、リストア先が元のソース ボリュームである)場合、SnapMirrorは増分リストアを実行します。

  • それ以外の場合、SnapMirrorはベースライン リストアを実行します。これにより、指定されたSnapshotコピーおよびコピーが参照するすべてのデータ ブロックがデスティネーション ボリュームに転送されます。

手順
  1. デスティネーション ボリューム内のSnapshotコピーの一覧を表示します。

    volume snapshot show -vserver SVM -volume volume

    コマンド構文全体については、マニュアル ページを参照してください。

    次の例は、vserverB:secondary1 デスティネーション上のSnapshotコピーを示しています。

    cluster_dst::> volume snapshot show -vserver vserverB -volume secondary1
    
    Vserver     Volume      Snapshot                State    Size  Total% Used%
    -------     ------      ---------- ----------- ------   -----  ------ -----
    vserverB    secondary1  hourly.2013-01-25_0005  valid   224KB     0%    0%
                            daily.2013-01-25_0010   valid   92KB      0%    0%
                            hourly.2013-01-25_0105  valid   228KB     0%    0%
                            hourly.2013-01-25_0205  valid   236KB     0%    0%
                            hourly.2013-01-25_0305  valid   244KB     0%    0%
                            hourly.2013-01-25_0405  valid   244KB     0%    0%
                            hourly.2013-01-25_0505  valid   244KB     0%    0%
    
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  2. 単一ファイルまたはLUN、あるいは一連のファイルまたはLUNを、SnapMirrorデスティネーション ボリューム内のSnapshotコピーからリストアします。

    snapmirror restore -source-path SVM:volume|cluster://SVM/volume, …​ -destination-path SVM:volume|cluster://SVM/volume, …​ -source-snapshot snapshot -file-list source_file_path,@destination_file_path

    コマンド構文全体については、マニュアル ページを参照してください。

    このコマンドはデスティネーションSVMまたはデスティネーション クラスタから実行する必要があります。

    次のコマンドは、file1 ファイルと file2 ファイルを元のデスティネーション ボリューム secondary1 内のSnapshotコピー daily.2013-01-25_0010 から、元のソース ボリューム primary1 のアクティブ ファイルシステム内の同じ場所にリストアします。

    cluster_dst::> snapmirror restore -source-path vserverB:secondary1 -destination-path vserverA:primary1 -source-snapshot daily.2013-01-25_0010 -file-list /dir1/file1,/dir2/file2
    
    [Job 3479] Job is queued: snapmirror restore for the relationship with destination vserverA:primary1

    次のコマンドは、file1 ファイルと file2 ファイルを元のデスティネーション ボリューム secondary1 内のSnapshotコピー daily.2013-01-25_0010 から、元のソース ボリューム primary1 のアクティブ ファイルシステム内の異なる場所にリストアします。

    @マークに続くパスがデスティネーション ファイルのパスで、元のソース ボリュームのルートからのパスを指定しています。この例では、file1primary1/dir1/file1.new にリストアされ、file2が /dir2.new/file2 にリストアされます。

    cluster_dst::> snapmirror restore -source-path vserverB:secondary1 -destination-path vserverA:primary1 -source-snapshot daily.2013-01-25_0010 -file-list /dir/file1,@/dir1/file1.new,/dir2/file2,@/dir2.new/file2
    
    [Job 3479] Job is queued: snapmirror restore for the relationship with destination vserverA:primary1

    次のコマンドは、file1 ファイルと file3 ファイルを元のデスティネーション ボリューム secondary1 内のSnapshotコピー daily.2013-01-25_0010 から、元のソース ボリューム primary1 のアクティブ ファイルシステム内の異なる場所にリストアし、file2snap1 から primary1 のアクティブ ファイルシステム内の同じ場所にリストアします。

    この例では、file1/dir1/file1.new にリストアされ、file3/dir3.new/file3 にリストアされます。

    cluster_dst::> snapmirror restore -source-path vserverB:secondary1 -destination-path vserverA:primary1 -source-snapshot daily.2013-01-25_0010 -file-list /dir/file1,@/dir1/file1.new,/dir2/file2,/dir3/file3,@/dir3.new/file3
    
    [Job 3479] Job is queued: snapmirror restore for the relationship with destination vserverA:primary1
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