エフサステクノロジーズ株式会社

本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

ONTAP 9 マニュアル ( CA08871-402 )

ネーム マッピングの設定 - 概要

ONTAPでは、ネーム マッピングを使用して、SMB IDをUNIX IDに、Kerberos IDをUNIX IDに、UNIX IDをSMB IDにマッピングします。この情報は、NFSクライアントからの接続かSMBクライアントからの接続かに関係なく、ユーザー クレデンシャルを取得して適切なファイル アクセスを提供するために必要になります。

ネーム マッピングを使用する必要がない例外が2つあります。

  • 純粋なUNIX環境を構成しており、ボリュームに対してSMBアクセスまたはNTFSセキュリティ形式を使用する予定がない場合。

  • 代わりにデフォルト ユーザーが使用されるように設定している場合。

    このシナリオでは、すべてのクライアント クレデンシャルをそれぞれマッピングするのではなく、すべてのクライアント クレデンシャルが同じデフォルト ユーザーにマッピングされるため、ネーム マッピングは必要ありません。

ネーム マッピングはユーザーに対してのみ使用でき、グループに対しては使用できません。

ただし、個々のユーザーのグループを特定のユーザーにマッピングすることはできます。たとえば、SALESという単語が先頭または末尾に付くすべてのADユーザーを、特定のUNIXユーザーおよびそのユーザーのUIDにマッピングできます。

Top of Page