ONTAP 9.13

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SMBアクセスとCIFSサービスでのIPv6のサポート

CIFSサーバー上でIPv6を使用する場合は、ONTAPによるSMBアクセスやCIFSサービスとのネットワーク通信でのIPv6のサポートについて確認しておく必要があります。

Windowsクライアントおよびサーバーのサポート

ONTAPでは、IPv6をサポートするWindowsサーバーおよびクライアントをサポートしています。Microsoft WindowsクライアントおよびサーバーによるIPv6のサポートは次のとおりです。

  • Windows XPおよびWindows Server 2003では、SMBファイル共有でIPv6がサポートされます。

    これらのバージョンでのIPv6のサポートは限定的なものです。

  • Windows 7、Windows 8、Windows Server 2012、およびそれ以降のリリースでは、SMBファイル共有とActive Directoryサービス(DNS、LDAP、CLDAP、Kerberosなどのサービス)の両方でIPv6がサポートされます。

    IPv6アドレスが設定されている場合、Windows 7、およびそれ以降のリリースでは、Active Directoryサービスに対してデフォルトでIPv6が使用されます。IPv6接続によるNTLM認証とKerberos認証の両方がサポートされます。

    ONTAPでサポートされるWindowsクライアントでは、いずれもIPv6アドレスを使用してSMB共有にアクセスできます。

ONTAPでサポートされるWindowsクライアントに関する最新情報については、富士通サポートにお問い合わせください。

NTドメインはIPv6ではサポートされません。

その他のCIFSサービスのサポート

ONTAPでは、SMBファイル共有とActive Directoryサービスに加え、以下に対してもIPv6をサポートしています。

  • クライアント側のサービス:オフライン フォルダー、移動プロファイル、フォルダー リダイレクト、以前のバージョン機能など

  • サーバー側のサービス:動的ホーム ディレクトリーの有効化(ホーム ディレクトリー機能)、シンボリックリンクとワイドリンク、BranchCache、ODXコピー オフロード、自動ノード リファーラル、以前のバージョン機能など

  • ファイル アクセス管理用のサービス:Windowsのローカル ユーザーやローカル グループを使用したアクセス制御と権限の管理、CLIを使用したファイル権限や監査ポリシーの設定、セキュリティ トレース、ファイル ロックの管理、SMBアクティビティの監視など

  • NASのマルチプロトコルの監査

  • FPolicy

  • 共有の継続的な可用性、監視プロトコル、およびリモートVSS(Hyper-V over SMB構成で使用)

ネーム サービスと認証サービスのサポート

次のネーム サービスを使用した通信がIPv6でサポートされます。

  • ドメイン コントローラー

  • DNSサーバー

  • LDAPサーバー

  • KDCサーバー

  • NISサーバー

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