ONTAP 9.13

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ファイルシステム分析 - 概要

ファイルシステム分析(FSA)はONTAP 9.8で最初に導入された機能で、ONTAP FlexGroupボリュームまたはFlexVol内のファイルの使用状況やストレージ容量の傾向をリアルタイムで可視化することができます。FSAはONTAPに標準で搭載されており、ストレージの使用状況やビジネス ニーズに合わせたストレージ最適化の可能性など、重要な分析情報を外部ツールを使用せずに取得できます。

FSAを使用して、ボリュームのファイルシステム階層のあらゆるレベルでNASのデータを可視化できます。たとえば、使用状況や容量に関する分析情報を、Storage VM(SVM)、ボリューム、ディレクトリー、ファイルなどのレベル別に確認することができます。FSAは次のような疑問を解決するのに役立ちます。

  • ストレージがいっぱいになっている原因は何か、別のストレージの場所に移動できる大きなファイルはないか。

  • 最もアクセス頻度の高いボリューム、ディレクトリー、ファイルはどれか。ストレージのパフォーマンスはユーザーのニーズに合わせて最適化されているか。

  • 過去1カ月にどれくらいのデータが追加されたか。

  • ストレージへのアクセスが最も多いまたは少ないのはどのユーザーか。

  • プライマリー ストレージにアクセス頻度の低いデータや休止状態のデータがどれくらいあるか。そのデータを低コストのコールド階層に移動できないか。

  • 予定しているサービス品質の変更がアクセス頻度の高い重要なファイルへのアクセスに悪影響を及ぼさないか。

ファイルシステム分析はONTAP System Managerに統合されています。ONTAP System Managerでは次の情報を確認できます。

  • 効果的なデータの管理と運用のためのリアルタイムの可視化

  • リアルタイムでのデータの収集と集約

  • サブディレクトリーやファイルのサイズと数、関連するパフォーマンス特性

  • ファイルの変更履歴やアクセス履歴のヒストグラム

ONTAP System Managerのファイルシステム分析のスクリーンショット

サポートされるボリューム タイプ

ファイルシステム分析の目的は、アクティブなNASデータがあるボリューム(FlexCacheキャッシュとSnapMirrorデスティネーション ボリュームを除く)について詳細を把握できるようにすることです。

使用可能なファイルシステム分析の機能

ファイルシステム分析の範囲は、ONTAPのリリースごとに拡張されています。

ONTAP 9.13.1 ONTAP 9.12.1 ONTAP 9.11.1 ONTAP 9.10.1 ONTAP 9.9.1 ONTAP 9.8

ONTAP System Managerでの可視化

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容量分析

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アクセス頻度の低いデータの情報

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Data ONTAP 7-Modeから移行したボリュームのサポート

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ONTAP System Managerで非アクティブな期間をカスタマイズする機能

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ボリュームレベルのアクティビティ追跡

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アクティビティ追跡データのCSVへのダウンロード

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SVMレベルのアクティビティ追跡

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スケジュール

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使用状況分析

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ファイルシステム分析をデフォルトで有効にするオプション

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