各イニシエータには、アクセス可能なノードのLIFを少なくとも1つ割り当てる必要があります。ホスト イニシエータからクラスタ内のHAペアの両方のノードに対するパスが少なくとも1つあるようにゾーニングを設定して、LUN接続用のパスを提供する必要があります。つまり、ホスト上の各イニシエータには、そのゾーン構成において、ノードごとにターゲットLIFが1つだけ割り当てられます。クラスタ内の同じノードまたは複数のノードへのパスが複数必要な場合は、ゾーン構成内の各ノードに複数のLIFを割り当てます。これにより、あるノードに障害が発生した場合や、LUNを含むボリュームが別のノードに移動した場合も、ホストは引き続きLUNにアクセスできます。この場合、対応するレポート ノードも適切に設定する必要があります。

単一ファブリック構成はサポートされていますが、可用性に優れているとはみなされません。1つのコンポーネントの障害により、データ アクセスが中断する可能性があります。

次の図では、ホストに2つのイニシエータがあり、マルチパス ソフトウェアを実行しています。次の2つのゾーンがあります。

これよりもノード数が多い構成では、追加のノードのLIFがこれらのゾーンに配置されます。

この例では、各ゾーンに4個のLIFをすべて配置することもできます。その場合の、ゾーンは次のようになります。