ONTAP 9.13

to English version

Cluster Aware Backup拡張の動作

CAB(Cluster Aware Backup)は、NDMP v4プロトコルの機能拡張です。この機能拡張により、NDMPサーバーは、ボリュームを所有するノードでデータ接続を確立できます。また、ボリュームとテープ デバイスがクラスタ内の同じノードに配置されているかをバックアップ アプリケーションが判断できます。

NDMPサーバーがボリュームを所有するノードを特定し、そのノードでデータ接続を確立できるようにするには、バックアップ アプリケーションでCAB拡張がサポートされている必要があります。CAB拡張を使用する場合、バックアップ アプリケーションは、データ接続を確立する前に、バックアップまたはリストア対象のボリュームについてNDMPサーバーに通知する必要があります。これにより、NDMPサーバーはボリュームをホストするノードを特定して、適切にデータ接続を確立できます。

バックアップ アプリケーションでCAB拡張がサポートされている場合は、ボリュームとテープ デバイスに関するアフィニティ情報がNDMPサーバーから提供されます。ボリュームとテープ デバイスがクラスタ内の同じノードに配置されている場合、バックアップ アプリケーションではこのアフィニティ情報を使用して、3ウェイ バックアップの代わりにローカル バックアップを実行できます。

Top of Page