エフサステクノロジーズ株式会社

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ONTAP 9.14

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MetroCluster構成のアップグレード要件

MetroCluster構成をアップグレードする場合は、いくつかの重要な要件について確認しておく必要があります。

MetroCluster構成のメジャー アップグレードおよびパッチ アップグレードの実行に必要な方法

実行しているONTAPのバージョンに関係なく、自動無停止アップグレード(ANDU)手順を使用してMetroCluster構成のパッチ アップグレードを実行できます。

自動無停止アップグレード(ANDU)手順を使用してMetroCluster構成のメジャー アップグレードを実行できます。

一般要件

  • 両方のクラスタで同じバージョンのONTAPを実行する必要があります。

    versionコマンドを使用すると、ONTAPのバージョンを確認できます。

  • メジャー アップグレードを実行する場合は、MetroClusterを通常モードに設定する必要があります。

  • パッチ アップグレードを実行する場合は、MetroClusterは通常モードとスイッチオーバー モードのどちらにも設定できます。

  • 2ノードのクラスタを除き、すべての構成で両方のクラスタを同時に無停止アップグレードできます。

    2ノードのクラスタを無停止アップグレードする場合は、クラスタのノードを1つずつアップグレードする必要があります。

  • 両方のクラスタ内のアグリゲートのRAIDステータスがresyncingにならないようにしてください。

    MetroClusterの修復中に、ミラーされたアグリゲートが再同期されます。storage aggregate plex show -in-progress trueコマンドを使用すると、MetroCluster構成がこの状態になっているかどうかを確認できます。同期しているアグリゲートがある場合は、再同期が完了するまでアップグレードを実行しないでください。

  • アップグレードの実行中はネゴシエート スイッチオーバー処理が失敗します。

    アップグレード処理またはリバート処理時の問題を回避するために、両方のクラスタで同じバージョンのONTAPを実行しているとき以外は、アップグレードまたはリバート処理中に計画外のスイッチオーバーを実行しないでください。

通常運用時の設定要件

  • ソースSVM LIFが稼働し、ホーム ノードに配置されている必要があります。

    デスティネーションSVMのデータLIFについては、稼働し、ホーム ノードに配置されている必要はありません。

  • ローカル サイトにあるすべてのアグリゲートがオンラインになっている必要があります。

  • ローカル クラスタのSVMが所有するルート ボリュームとデータ ボリュームがすべてオンラインになっている必要があります。

スイッチオーバー時の設定要件

  • すべてのLIFが稼働し、ホーム ノードに配置されている必要があります。

  • DRサイトにあるルート アグリゲートを除く、すべてのアグリゲートがオンラインになっている必要があります。

    DRサイトにあるルート アグリゲートは、スイッチオーバーの特定のフェーズ中はオフラインになります。

  • すべてのボリュームがオンラインになっている必要があります。

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